種類 | 双極性障害とその診断方法について知っておこう

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双極性障害の診断は難しい

双極性障害の種類は、前述したように躁状態の程度によって診断することができます。簡単に診断法方法を紹介すると、「気分がひどく高揚したり怒りっぽくなったりする」という「躁状態」がある場合は「双極I型障害」、躁状態が比較的軽度のものは「双極?性障害」と呼ばれます。双極I型障害は、気分の過剰な高揚や攻撃的になってしまうことで、人間関係や日常生活に支障が出てしまいます。たいする?型のほうはというと、明らかに普段の状態とは違っているものの、日常生活にまで支障をきたすことはありません。これら2つの双極性障害は、気分の切り替わりの周期や症状も違ってきます。双極性障害の微妙な違いについて、ここで見ていきましょう。

どんな医療機関に行けば良いのか

双極I型障害は、躁状態が重く、日常生活に支障が出るレベルになります。症状が比較的はっきりしており、典型的な躁状態、うつ状態を繰り返し発症します。周りから見れば、普段の様子と違うのは明らかですが、本人に自覚はありません。このことからより攻撃的な調子になってしまい、人間関係でトラブルを起こすなどといった事に繋がります。それに対し、双極?型障害は双極性障害の中でも、躁状態が軽度で症状も若干診断しにくいという特徴があります。軽躁状態は、「高揚した気分が持続し、その状態が短くても4日や5日以上」続くという症状が出ます。これも本人に自覚がなく、単に「体や気分の調子がいい」と感じているパターンが多いです。日常生活でトラブルを起こすこともないので、結果診断がしにくくなってしまいます。このように双極性障害の2パターンは、症状の程度、特徴、診断のパターンが違っています。

双極性障害とは、気分が病的に高ぶる躁状態と、気分が沈みこむ鬱状態を繰り返す精神疾患で、気分障害の一つです。多くの場合、鬱状態から始まる事が多く、躁状態が現れるまで数ヶ月から長い人で数年かかる場合もあり、短期間での正確な診断は難しいとされています。鬱病と思っていた人が、急に元気に外に出るようになり、鬱病が治ったのかと思ったら双極性障害の躁状態だったという事もあります。躁状態のときは鬱状態と違い、気分が高ぶり、自分が偉く感じられ、高額な買い物をしたりハイリスクな投資に手を出したりというような驚く程大胆な行動に出がちです。そのため看病する周囲の人は注意が必要です。とにかく、専門医に診断してもらい、長い目で病気と向き合うことが必要になります。

双極性障害の診断には、精神科への受診が必要です。双極性障害は気分障害の一つの疾患であるため、気分障害を構成している病相を知ることが不可欠です。この病相のことを気分エピソードといい、「大鬱病エピソード」「躁病エピソード」「混合性エピソード」「軽躁病エピソード」があります。これらのエピソードは疾患の構成部分として用いられ、医師は双極性障害の診断をしていきます。最近では双極性障害に有効な薬も開発され、正しい診断を受ければ、早期の病気回復が期待できます。もしかしたら双極性障害かもしれないとお悩みの方は、一人で悩んでいないで、早めの医療機関への受診をおすすめします。早めの受診が早めの正確な診断に繋がるのです。