原因 | 双極性障害とその診断方法について知っておこう

原因

診断を行う医師

双極性障害の診断方法

双極性障害は、症状や特徴からうつ病と関わりが深い病気です。遺伝的な関係や、環境的な要因が複雑に絡まって発症すると言われ、より明確な結果を出せるように診断技術も向上しています。まず考えられる診断結果は、従来の「うつ病」から発症するパターンです。双極性障害は躁うつ病とも呼ばれていることから分かる通り、うつ病を何度か発症し、その後病的な「躁状態」になるというパターンが多いのです。今まで従来のうつ病と思われていたのが、その躁状態の症状を発症して「双極性障害」と診断されるというケースもかなり報告されています。なお、双極性障害だと診断された患者さんのうつには、「うつを発症するのが急」、「幻覚や幻聴といった精神的な病状を伴ってうつに入る」といった傾向が見られたようです。

インターネットでも手軽に調べられる

日常生活から受けるストレス、人間関係などが原因で引き起こされるパターンも考えられますが、この部分はまだハッキリとわかっていません。遺伝的な要因は、複数の遺伝子が複雑に関係し合うことで双極性障害を発症すると考えられています。病前性格も関わっていると言われており、双極性障害を発症した患者さんは、「ユーモアセンスがある」、「気配り上手」、「現実主義者」という性格が多いといわれています。このように「病前性格」、「遺伝子」、「環境や不規則な生活リズム」など、これらの要因が複雑に絡み合い、双極性障害と診断されます。その特徴上、自覚がしにくいと言われている双極性障害ですが、何か様子がおかしいと思ったらあmずは医師に相談することが大切です。周囲の人も出来るだけ協力して、治療に力添えをしていくことが大事です。

双極性障害の症状は人によって大きく異なるため、診断が難しいといわれています。躁から始まる人もいれば、鬱から始まる人もいます。全体の70%近くはうつ病から始まるといわれていますが、長いうつ状態から躁状態に移行するのに数ヶ月や数年かかる人もいます。そのためうつ病という診断を受けている人も少なくありません。 双極性障害の診断基準のひとつに米国精神医学会から提示された基準があります。DSM−IV−TRという基準なのですが、この中で双極性障害の診断に気分エピソードというものを使用します。それぞれ4つのエピソードがありますが、この中で該当する部分がいくつあればどういう病気の型である、という具合に決定していきます。

このDSM−IV−TRという診断基準は何も専門の病院でなけらば受けられないということはありません。実はインターネット上でも自分で調べることが可能なのです。というのも、上にあげた4つのエピソードとは環境の変化や、自身の気分の変化、体調の変化、何か大きいストレスがなかったか、などを質問する形式となっています。これらの質問にいくつだけ該当するかで躁か鬱かの判定を行うので、チェックシートのように自分でも調べることが可能なのです。双極性障害については1型と2型でさらに細かな分類になります。 しかしこのチェックシートで安易に自己判断するのは禁物です。あくまでも「〜かもしれない」という範囲にとどめておいて、必ず医師の診断を受けてください。